同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[同人音楽感想] FANTASIA. / valagfare symphony

FANTASIA.
(2010/05)
valagfare symphony

公式サイト

トラックリスト
01-ユグドラシル
02-Theme of Cross Story. ~Fantasia Version~
03-龍譚詩
04-幻想交響譚 Op.1 悠久の風
05-空に還る者

valagfare(現在は柚)さんの個人サークル、valagfare symphonyの1stミニアルバム。
1、3、5曲目がボーカル曲で、2、4曲目がインスト曲です。
作者さんはどうやらクラシックの素養があるそうで、本作に関してもその土台は
間違いなくクラシック。ピアノやストリングスの流麗なアレンジがいい感じです。
ただ、それはあくまでも土台であり、この作品はその上にゲーム音楽的な
キャッチーなメロディとか、素朴な歌声を持ったボーカルとか、同人らしい
民族系のアプローチなど、親しみやすい要素をたくさん乗せてくれているのが特徴です。
クラシックっぽい、高尚で近寄りがたい感じがあまり前に出てこないので、
そういうのにちょっと苦手意識を持っている私でもすんなり入っていけました。

本作には、ハデハデなオーケストラサウンドや力強いボーカルなどは出てきません。
落ち着いた雰囲気のアレンジが多いし、音質もけっこう篭り気味。
それでも、聴いててなんかすごく高揚感があるんですよね。内側からにじみ出て来る
ような、そういうタイプの力強さがある。生命の躍動感というか、情熱的というか…。

その原点は、たぶん「音楽が好き!」っていう真摯な愛情じゃないかなあと思います。
今はもうページが消えちゃってるんですが、ちょっと前までWeb上にライナーノーツが
掲載されていて、その内容がすごく好印象だったんですよ。
曲を作る際に何を考え、何を込めたか。そうしてできた曲には結果何が宿ったか。
それが1曲1曲丁寧に語られている、とても真摯なセルフライナーノーツでした。
音楽が好きなのはもちろんみんな同じなんでしょうが、それをここまではっきりと
音に、言葉に込めれる人や作品って、実のところとても少ないと思うわけで。

そんなかんじで、今後の作品にも期待・・・と行きたかったんですが、
valagfare symphonyとしての活動はこれで終わりらしくサイトも消えてしまいました。
ちょっと残念ですが音楽活動は今後も続けられるようなので、
いつかまた、愛情のこもったいい作品を作って欲しいですね。

◆曲の感想
02-Theme of Cross Story. ~Fantasia Version~
ゲームのオープニング曲のような、キャッチーなメロディとドラマチックな展開が
印象的な曲。太鼓や笛の力強いアレンジと繊細なピアノとストリングスのアレンジの
対比が面白いですね。広大な大地のイメージが湧いてきます。

03-龍譚詩
素朴さと神秘性を兼ね備えたような女性ボーカルのスローテンポな曲です。
オーケストラアレンジはあるんですがかなり控えめで、アカペラっぽい雰囲気が出てる。
ゆっくりと、しかし一句一句しっかりと噛み締めるように歌うボーカルがいいですねえ。
張り詰めたような緊張感もあり、包まれるような優しさもあり。不思議な曲です。
4曲目にシームレス気味に移行するのもいい。

04-幻想交響譚 Op.1 悠久の風
一番クラシックっぽい曲ですねー。メロディがゲーム音楽っぽいし、風のイメージが
あるためか、すぎやまこういちさんのラーミアの曲みたいな感じの曲になってますね。
穏やかな壮大さがあるというか。ふわーっと流れるようにフェードアウトするアウトロも
好きです。

05-空に還る者
中音域の男性ボーカルによるバラード曲。こういう男性ボーカルは同人だとすごく
珍しいんじゃないですかね。なんか武田鉄矢さんの「少年期」を思い出しました。
故人に宛てられた曲のようで、重いテーマを詞的かつ幻想的に表現した歌詞も見所です。
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