同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[感想] MagiQute!! / ななひら

MagiQute!!
(2012/05)
ななひら

公式サイト

『ゴキゲン77°↑』から約2年、実を言うと待ちに待った作品です。
ななひらさんの歌声は私にとって完全に唯一無二のもので、彼女が歌ってれば
他に何もいらんと言っても過言ではありません。どちらかと言えばゲスト参加メインな
ななひらさんの歌声をフルアルバムで満喫できるこのシリーズはまさに理想郷。
「マジキュート」今作を表現するのにこれ以上の言葉なぞいりません。

さあさ皆さんご一緒に、「ななひらさんマジキュート!!」


01-きょう、あす、あさっぷ!
冒頭を飾るにふさわしいハイテンションピコピコキラキラガールズポップ!
ななひらさんかわいい!幸せってこういうことなんですね、と何も考えたくなくなる
この感じ・・・これが多幸感というやつでしょうか。ああ癒される。
最後の曲から戻ってくると実はこの曲はけっこう毒を含んでるんですけどそんなことはどうでもいいやーアハハハハ!ななひらさんマジキュート!!

02-シキンキョリ♥Lover
作詞まめこさん 歌ななひらさん なんだこの桃色空間は!
基本に忠実な正統派妹ソングですね。少しせつなさを含んだサビメロ泣ける。
最後の「お兄ちゃん」は非常にあざといけどななひらさんだから問題ない!
ななひらさんマジキュート!!

03-ウタウタウ
トラボルタPの有名な曲に「ココロ」というのがあるけど、それのななひらバージョン
って感じ。曲名と歌詞の設定からして、UTAUの「春歌ナナ」のイメージありきで
描かれてるんじゃないかなーと。元の声からして現実離れしているのにさらに
ボーカロイド化されちゃうななひらさんマジデジタル妖精。まあでもトラボルタPの
素朴なメロディにななひらさんのまじめな歌声ってのもいいものですね。
これも実は最後から戻ってくると・・・ごほんごほん!
ななひらさんマジキュート!!

04-READY GO!
浮遊感あるトランスサウンドにななひらさんの包み込むような優しげな天使の歌声!
これは新境地ではないでしょうか。やっぱりこの人は基本的に歌がすごく上手なんでしょう。
ものすごく癒される。嗚呼、ななひらさんマジキュート・・・

05-☆恋に落ちる魔法☆
今作で一番ふつうのポップスしてる曲。正直あまり特徴がないから言うことないけど
今回は作曲陣が色々ハッスルしてるのでこういう曲がいい感じに箸休めとして
機能してる気がする。第一ななひらさんが歌ってれば私はそれだけで幸せを感じるので
なにも問題ありません。ななひらさんマジキュート!!

06-爆発!ラブパニック
冒頭の宣言どおり、イントロもAメロもBメロもCメロも間奏もなく、色んな曲のサビだけ
集めて継ぎ接ぎにしたような曲で、展開にまるで脈絡がありません。
でもこれが最高に気持ちいいんですよねえ。めくるめくななひらワールドを
縦横無尽に駆け抜けてる感じというか、並行世界をびゅーんびゅーんと飛び回ってる
感じというか。ある意味では今作を象徴する存在。このアルバム自体、脈絡なんかないし。
たがしかし、どうしようもなく脈絡のないこの曲もこの作品も、
「ななひらさんが歌っている」という一点において間違いなく繋がっていて、
なんというかそういうのって、素敵なことだと思いません?
このアルバムはななひらさんのお庭で世界。ウェルカムトゥザななひらワールド。
ななひらさんマジキュート!!

07-朝型の吸血鬼 9cc
あー出たよ出ましたよ、最高に頭の悪い曲!きゅーしーしーきゅーしーしーと
甲高い声で連呼されるさまはまさしく電波ソング、こっちの血が抜けていく思いである。
それにしても合いの手がかわいすぎるぞちくしょうめ!「きらっ!」とかすごい破壊力。
ゴキゲンに足りないのはこの頭の悪さだった。マジキュートに死角なし。
ななひらさんマジキュート!!

08-猫とスイッチ
SFCアクションゲームの一面みたいなイントロから始まりこれも見事なまでに頭の悪い曲!
どれどれ、どんな馬鹿者がこんな歌詞を書いたのだ?とブックレットを見てみると

作詞:ななひら
 
お、おう・・・
いやたしかに、この曲が一番楽しそうに歌ってる感はあるんですよねえ。
自分で歌うのにこんな早口歌唱を要する高密度の電波歌詞を書くとは
正直かなりマゾいと思うけどこれこそななひらさんの持ち味だと思うわけで、
そのへんを分かってて書いてるであろうななひらさんはやっぱりマジキュート!!

09-ドリャーおじさん
いきなり「犬のうんこ踏んだ」から始まる別ベクトルに頭の悪い曲。
ドリャアァァドリャァァの掛け声とともにラストにかけてどんどん転調していくのが
いいなあ。がんばって声絞り出してる感じのななひらさんもマジキュート!!

10-ふぁんたすてぃっく☆どりーむ☆がーでん
問題作です。少なくとも私にとっては、大問題作。
この曲があるおかげでMagiQute!!は傑作になったとも言えるし、
この曲があるせいでMagiQute!!は台無しになったとも言えます。
まあ、内容自体はそれほど珍しいわけではなく、「逃避先としての幻想」を皮肉る
タイプのもので、ボカロならcosMoさんあたりが得意とする作風でしょう。
ただね、問題はこれをななひらさんが歌っていること。
それがもう私にとってはつらくて仕方がないんですよ。

"ふぁんたすてぃっく☆どりーむ☆がーでん"
なんて理想的で完璧な世界

ななひらさんの歌声によって彩られた『MagiQute!!』という世界はまさしく
この曲が言うところの「理想的で完璧な世界」に他なりません。私にとってはね。
音のアルカディアというやつですよ。でもこの曲はそれを「逃避である」と
糾弾してくるわけです。他ならぬななひらさんの声でね。しかもメロディとか
展開とか、曲としてはこの曲が一番好みなんですよ。何度でもリピートできるし、
実際M3作品の中では一番聴いてる。しかしこの曲はリピートを前提として
設計されている(始まりと終わりが繋がっていて、永遠に曲が終わらない)ので、
リピートを続ける限り、私はずっとこの作者の悪意の上で踊り続ける阿呆でしかない。
そんなことは分かっているけど、でもリピートの手を止められないのです。

この曲は実は「春歌ナナ」を使った曲として昨年ニコニコ動画に投稿されています。
3000再生くらいなのであまり人気のある曲とは言えないでしょう。
実際、私は「春歌ナナ」がこれを歌ったとしても、ふうん、って感じで聴き流してると
思います。UTAUは所詮ツールだから。幻想だから。
彼女には「理想的で完璧な世界」は歌えない。でも、この曲は違います。
ななひらさん本人が歌うことで、この世界に命が吹き込まれてしまった。
繰り返しますが、この曲の問題はななひらさんが歌っていることなんです。
仮に違う人が歌っていても、私はこんな思いでこの曲を聴かなかったでしょう。
それは「理想的で完璧な世界」ではないのだから。

私は普段、歌手というものをあまり意識しません。どっちかというと詞や曲を
重視するタイプです。でもこの「ふぁんたすてぃっく☆どりーむ☆がーでん」は、
あるいは『MagiQute!!』は、ななひらさんが歌っているからこそ素晴らしいと感じるし、
その歌詞も鋭く胸に突き刺さる。私はこんなにも彼女の歌声が好きだったのか、と
この作品を聴いて自分自身に驚かされました。音楽にはこういう感動もあるんですね。

理想郷「ふぁんたすてぃっく☆どりーむ☆がーでん」には
エンディングがありません。曲中の「アタシ」は結局「キミ」を見つけられずに
永遠の世界に閉じ込もることを選びます。
ななひらさんは確かに現実に存在する歌い手さんだけど、私にとっては
彼女もまた幻想そのものです。何万回これをリピートしたところで、
何がどうこうなるものでもない。理想郷は、ただそこにあるだけです。
それでも私はこの世界に浸っていたくてリセットボタンを押すのです。

では、ニューゲームを始めましょう。


さあ 憂鬱な世界から飛び出して
この夢のような世界へとダッシュで
"ふぁんたすてぃっく☆どりーむ☆がーでん"
もうここから抜け出せないわ


さあさ皆さんご一緒に。
「ななひらさんマジキュート!!」
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[同人音楽感想] ゴキゲン77°↑ / ななひら

ゴキゲン77°↑
(2010/08)
ななひら

公式サイト

トラックリスト
01-sweet summer day
02-お節介な妹が毎朝起こしにきて生きるのがつらい
03-参上、辻斬、私フルバーストガール
04-萌えっと♥めいど
05-Right Now
06-幻想×ブレイクスルー
07-A杯
08-魔性のおんなのこ
09-さいころサイクロン
10-Existence

ニコニコ動画で主に活動するシンガー、ななひらさんの1stソロアルバム。
えー、まあトラックリストを見れば分かるとおり、電波ソングです。
当ブログではあまり感想を書く機会がありませんでしたが、
私は電波ソング、大好きです。
そしてななひらさんの、大ファンです。


いやね、電波ソングという領域に限っての話ですが
私はななひらという歌手は天才だと思ってます。真剣に。
なんせ、声質がこれ以上無いくらいに電波向きです。
鼻声気味の妹系萌えボイス。はっきり言って聴いててたまにイラッときます。
でも何度でも聴いてしまう。聴けてしまう。おそろしい中毒性。
わざとふざけて歌ってたりヘタクソに歌ってたりとか、
そういうのとは全く違います。むしろ歌は上手いです。音域も広いし。
でも電波です。天然モノの電波です。
しかも滑舌が非常に良いです。早口歌唱早口台詞もなんのその。
この人はすごい。個人的にはIosysのmikoさん以来の衝撃でした。

というわけで、歌い手に関しては申し分ないのですが、
曲のほうにはちょっと不満があります。
出来自体は良質なポップスが揃っていていいんですが、
ななひらさんの歌う曲としては、普通すぎるんですよね。
まあ、元々歌は上手いからこれはこれで全然アリなんですけど、
正直、全曲「A杯」みたいなひどい曲(褒め言葉)でも構わないと
思っていただけに、少々肩透かしを食らった気分。
もうちょっと無茶やってもいいかなーと思いますね。
是非とも次回作はもっとひどくして頂きたい!

◆曲の感想
05-Right Now
samfreeさんの曲。アップテンポの非常に良質なポップスです。
電波分はありませんが歌詞もメロディも良く、普通に好きな曲です。
周りがもっとひどければこの曲が浮きまくって更においしかったのにー!

07-A杯
ラマーズPの曲。さすがラマーズPとしか言いようが無い・・・ひどい曲だ!
あまりのひどさにブックレットに歌詞が載っていないという有様です。
この人はほんと電波ソング作るのがうまいですね。
色んなパターンで仕込んでくるけど、どれもちゃんとツボを突いている。

10-Existence
ラマーズPの曲。こっちは普通の曲です。
しかし素晴らしいメロディ…!サビや間奏の泣きメロがめっちゃいい。
私はひょっとすると電波云々以前にラマーズPが好きなだけなのかもしれません。
プロフィール

Author:borozo

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