同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[同人音楽感想] ひとり芝居 /幼蚕文庫

ひとり芝居
(2009/10)
幼蚕文庫

公式サイト

トラックリスト
01-わたしをお食べ
02-月飼い
03-魔女狩り
04-はいかぶり
05-十三番開放口
06-曲芸団のゆめ

浮森かや子さんの個人サークル、幼蚕文庫の1stミニアルバム。
歌唱や作詞作曲は浮森さん自身によるものですが、編曲にはMamyukkaのオッカさんや
Nanosizemirの塚越雄一朗さんといった実力派のゲストが参加しています。
タイトルやジャケット絵が示すような孤独感や寂寞感が前面に出ているメルヘンゴシックで
オッカさんが編曲で参加しているためかMamyukkaの「Evilz」に似た雰囲気もありますが、
あちらのような賑やかさはなく、もっと陰を帯びた感じです。谷山浩子さんの楽曲とか
みんなのうたの「月のワルツ」みたいな、美しさと怖さが同居した童話的世界というか。

こうした世界観の演出を引き立てているのが浮森さんの歌唱です。
Queen of Wandの睦鬼さんのような気品のある声質に幼さをブレンドしたような歌声は
まさにこういう音楽を歌うためにあるような声だと思いますし、
囁くように歌ったり、時に壊れたレコードみたいな声で歌ったりと、
レトロな怖さを醸しだす表現豊かな歌い方も見事。
ひとりぼっちの劇場に歌声が反響しているようなサウンドプロダクションもツボを突いているし、
歌唱による雰囲気作りへのこだわりは並々ならぬものを感じますね。

そして、どの曲もメロディが非常に綺麗です。「哀愁」方面に振り切れているような
きわめてキャッチーな叙情メロディがサビメロだけでなく曲全体に惜しげもなく配置
されており、浮森さんのメロディセンスの高さが伺えます。
雰囲気のある歌唱と、叙情的なメロディ。これらの要素が綺麗に噛み合うことで
世界観に吸い込まれるような独特の魔力を作品に込めることに成功している…というのが
本作の最大の特徴であり、魅力となっていると思います。

収録時間が6曲で16分程度と、ボリューム的にはやや物足りませんが完成度は高く、
コンパクトながらよくまとまった密度の高い作品だと思います。
春のM3で次回作が出るっぽいので、それにも期待しています。

<お気に入り曲>
・魔女狩り
大仰なシンフォニックサウンドに、コーラスや早口ボーカルが乗るキラーチューン。
メロディも全体的にクサく、妖精帝国やアリプロ辺りが好きな人はツボにはまるでしょう。
塚越さんによる緩急のきいた洗練されたアレンジも素晴らしいです。

・十三番開放口
久石譲さんを思わせる極めて叙情性の強いメロディが聴けるバラード。
触れれば壊れてしまいそうな繊細なメロディが全編に渡って配置されており、
どこか緊張した雰囲気になっているのが面白いですね。
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