同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[同人音楽感想] 東京タワー水没地↓30m /世の漆黒

東京タワー水没地↓30m
(2009/12)
世の漆黒

公式サイト

トラックリスト
01-三時間の永遠
02-眩暈
03-A.D.2010・東京
04-奏鳴曲;雛無-hiina-
05-理想は。共鳴へ、蒼く
06-A.D.2109・東京
07-やさしい雨
08-直訳で「少年は少女に出会う」

ギタリストの胡桃坂 庵さんを中心としたヴィジュアル系サークル、世の漆黒の2ndアルバム。
「近未来、水没した東京にて出会う少年と少女」というなんともセカイ系ライトノベルチックな
世界観をアルバムコンセプトに据えたヴィジュアル系シンフォニックロックです。

本作のキモは何といっても胡桃坂 庵さんのギタープレイにあります。Raphaelに強く影響を
受けたと本人が語るとおり、それっぽいメロディアスなフレーズをバンバン繰り出してきます。
特にソロパートではアグレッシブかつ非常にクサい…もといカッコイイフレーズが堪能できます。
音作り自体もかなり重めでメタル寄りにあるので、メタラーにもウケがよさそうですし。
またピアノやストリングスなどのシンフォサウンドも、それほど目立ちはしませんが
ギターの引き立て役として効果的に働いていると思います。

それと女性ボーカルなんですが、これは好みが分かれる所でしょう。線が細くクールな感じの
声質自体はジャケ絵の雰囲気にマッチしていていいんですが、
如何せん歌い方に変化が乏しい。バラード曲でも疾走曲でも歌い方がほとんど変わらないし、
もうちょっと感情を込めて歌ってほしいかなあと思いました。
起伏の激しいギターに完全に呑み込まれてしまっていて、歌メロがすごく
地味に聞こえてしまう。個人的には苦手なタイプですが、ボーカルはまだ女子高生らしいので
これからの成長に期待したいところですね。

あとアルバムコンセプトなんですが、これに関しては個人的にかなり不満があります。
ストーリーや世界観はジャケ絵を描いた鵜飼沙樹さんが考案したものらしく、それ自体は
すごく魅力的だし、自分もそれに惹かれて買ったわけですが、どうも音楽性と溶け込んでない
気がするんですよ。この世界観をヘヴィロックで表現するのはどう考えても無茶な気がします。
ストーリー性のあるシンフォニックロックというと六弦アリスやAliesonなどが挙げられますが、
これらのサークルと比べると、何というか「取って付けた」感が出てしまっているのが残念です。

上述したとおり、このサークルの中枢は明らかにギターです。
だからこそ、ボーカルやコンセプトは庵さんのギタープレイを引き立てるような作りをすべきだと
私は思います。一つ一つの要素を挙げれば魅力的なものが詰まっているのに、
互いに相殺し合っていて、結果的に薄味な作品になってしまっているように感じるんですよ。
しかし逆を言えば、それらのピースがガッチリ嵌まった時、凄いものができるんじゃないか…
本作はそういう予感というか、期待を感じさせる作品でもありました。

<お気に入り曲>
・奏鳴曲;雛無-hiina-
アグレッシブかつヘヴィなギターを纏って疾走するキラーチューン。バッキング、ソロ、オブリと
どれを取ってもギターがカッコイイ!サビメロはアニソンみたいなキャッチーさがあって実に
好みだし、硬質なピアノもアクセントとして効果的に働いてますね。いやーいい曲です。
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