同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[同人音楽感想] Romansick -ロマンシック- /魂音泉

Romansick -ロマンシック-
(2010/03)
魂音泉

公式サイト

トラックリスト
01-幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~Border of Life (Piano "Regrets" Version)
02-ボーダーオブライフ (Twilight Highway Remix)
03-妖々跋扈 (FeelFrantic Remix)
04-流星ドライヴ
05-星の器 (Lovers Escape Remix)
06-クリスタライズシルバー (Starlight Dance Remix)
07-竹取飛翔 ~Lunatic Princess (FMTtM Remix)
08-歳月 (Flute "Sorrow" Version)
09-南柯之夢 feat. 雨天決行 (off vocal)
10-恋する幻想郷 feat. ill.bell (K's Hopelesslove Remix)

アレンジ担当Coroさんと歌唱担当たまさんの2名からなるサークル、魂音泉の4thアルバム。
東方アレンジであり、ボーカルは4曲目と10曲目のみで、他は全てインストという構成。
4つ打ちメインのテクノ系ビートを基調に、ピアノやフルート、木琴、鉄琴、ストリングスなど
アコースティック色の強い音色を重ねていくタイプの曲が多いですが、
ラップが入っている曲があると思えばアンビエント系のゆったりした曲もあったりと、
様々なジャンルへの素養が垣間見られ、一様なカテゴライズを許さない作品です。

そして、本作の上手いところはこういった多要素の音楽に対し、「胸の高鳴り」という
アルバムコンセプトを付与して、全体に統一感を持たせたことだと思います。
どの曲も、曲の進行に従って段々と音数が増えていったり、複数の旋律が絡み合ったりして
盛り上がりを見せてくれるんですが、決して大仰な展開にはせず、あくまで「胸の高鳴り」…
内に秘めた感情が静かに昂ぶるような、繊細さを保ちつつ盛り上がるのがすごく心地いい。
楽器や旋律の重ね方がとにかく丁寧で、一音一音、まごころを込めて作ってる感じが
聞いていて伝わってくるのがすごく好印象です。

中でも特に盛り上がるのが4曲目の「流星ドライヴ」。この曲は、単体として聞いても
良質なポップスとして完成度の高い曲なんですが、通しで聞くことでまた違った表情が
見えてきます。1曲目は1分程度の短いピアノ曲で、2曲目への導入の役割が大きい曲です。
そして2,3曲目は、それ自体がアレンジ曲として独立していながらも、要所に
「流星ドライヴ」のフレーズが盛り込まれており、
4曲目への導入の役割も同時に担っている曲となっています。
つまりこれらを通しで聞くことで、「流星ドライヴ」があたかもアルバム全体のサビとして
機能していることに気づかされる作りになっているわけです。こういった構成もまた、
「胸の高鳴り」を感じさせる一要素と言えるかもしれませんね。
一番盛り上がるところにボーカル曲を持ってくるのは、感情の発露とか、
そういう表現の狙いがあるのかも?とか思ったり。
それに、その次の曲が「星の器」ってのも何というか収まりがよくて素敵ですね。

スロー~ミドルテンポの曲が多く、決して派手さはないんですが、とにかく作りが丁寧で
作り手の愛情がたっぷり詰まった作品になっていると感じました。特にアルバム前半部の
流れには文句のつけようがありません。何度聞いてもゾクゾクする。
いやー、魂音泉の音源に触れたのはこれが初めてでしたが、本当にいいものに出会えました。
機会があれば、過去の作品も聞いてみようかと思います。
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Author:borozo

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