同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[同人音楽感想] 風詠神楽 / MISTY RAIN

風詠神楽
(2011/03)
MISTY RAIN

公式サイト

◆分類
東方ボーカルアレンジ
オルタナティブロック

MISTY RAINの3rdアルバム。
オルタナ系の疾走バンドサウンドに女性ボーカル…ということで、聴いた人の多くはまず
岸田教団を思い浮かべることでしょう。実際私も初聴時は岸田教団にしか聴こえなかった。
ただ今作は聴き込むことで個性と味が出てくる作品だと思います。つまりスルメ盤。
「鮮やかにして淡く、騒がしくも凜として」というキャッチコピーのとおり、
疾走ロックを基調としつつも各曲に異なる個性が付加されているのが特徴。
シンセやエフェクトの使い方がうまく、紅葉の舞う風景や歯車の軋む様子といった
情景の浮かぶ音を疾走感を崩さない形で溶け込ませているのが魅力です。

ボーカルはゲスト扱いのようですが3名ともに安定しており、かつ個性的。
℃ielさんは情感と力強さを兼ね備えたパワーボーカル、
哀良にょんさんは陽気、元気といった言葉の似合うキュートなボーカル、
Tompiさんは参加曲は少ないものの両者の中間という感じ。
色々なタイプの集まる今作の楽曲を見事に自分たちのものにしている。
ただ、曲によってはボーカルが奥に引っ込みがちなのがやや気になりました。
リズム隊が前に出てるのはいいんだけど、ボーカルに音量を合わせると
ドラムの音が少し耳に痛いかなー。

もっとも気になるのはそれくらいで、総合的には最近出てきてるロックアレンジの中でも
ハイレベルな作品だと思います。私の中ではMinstrelに並ぶほどの期待サークル。
岸田教団っぽいという第一印象が足を引っ張ってる感があるけど、
じっくり聴けば個性も十二分に見えてくると思います。個人的には4曲目みたいな方向性で
アルバム一枚、尖りきった作品を作ってみて欲しいなあと思っちゃうんですが、
それはコンセプトアルバム厨の戯言ですね、はいすいません。

◆曲の感想
01-疾く、疾く、疾く!
この作品を岸田教団っぽいと思わしめてる原因の大半は1、2曲目にある気がします。
ギターの音も曲構成もなーんか似てる気がするんですよね。哀良にょんさんは
ここではパワフルな歌い方をしてますが、私は5、7曲目のような歌い方が好きだなあ。
すごく上手いんですけど、どうもichigoさんの影がちらついて・・・先駆者は巨大だ。

03-秋空に抱かれて
「神々が恋した幻想郷」のアレンジ。いやーほんとこの曲のメロディは良いなあ。
℃ielさんの情感豊かなボーカルと手数の多いリズミカルなドラムが実に気持ち良い。
曲構成は奇を衒わない真っ直ぐな疾走ロック。この曲にはこれが一番だと思います。

04-河童と男の子と歯車の話
今作の中でも頭一つ飛びぬけてるアレンジだと思います。
「河童と人間」の設定から想像を働かせた、もの悲しい物語仕立ての歌詞がまず良い。
凋叶棕が得意としている作風ですが、こういうこともできるんですねえ。
3拍子のリズムが歯車の回転のように思えてくるし、エフェクトを効かせたギターは
歯車が軋みをあげる音のようだ。緩急のきいた曲展開、間奏、寂しげなボーカル・・・
いやはや素晴らしいです。是非この作風でコンセプトアルバ(ry

05-Autumn Leaves
イントロがいいなあ!紅葉が舞い踊るようなシンセのうねり!
途中まで「人恋し神様」だけどサビで稲田姫のメロディに切り替わる。
哀良にょんさんの陽気で可愛い歌い方も好きです。
ただ上にも書いたとおりボーカルが少し引っ込んでるのが気になるところ。
せっかくいいボーカルなんだしもっと目立たせて欲しいなあ。

06-朝焼けに神は落ちて
これもイントロがエフェクトが効いてて綺麗だ。
神の威光を感じさせる℃ielさんのパワフルなボーカルが魅力的・・・っていうか
℃ielという人めちゃくちゃ上手いし器用だ。色んな作品にゲスト参加してるし
ほんと3Lさんみたいですね。パワフルなボーカルに引っ張られて突入する
ギターソロは今作でもっとも熱いパートだ!ひゃっはー!

07-決戦!烈戦!諏訪対戦!
曲名からして頭悪そうだがこれはもう陽気というより能天気だ!正しく諏訪子である!
5曲目同様これも道中曲→サビだけボス曲だが、やっぱサビの歌い方が素敵です。
このノリでアルバム一枚ぶっ通してくれても良いくらいだなー。

08-風廻りに向かう季節
ボーナストラックを除くと今作のまとめとなる曲ですが、
ここまで風神録オンリー、秋メインの流れだったのにあえて「春の湊に」をチョイスしますか!
閉ざす方向じゃなく開く方向にまとめている。これは何気に良いセンスだと思います。
曲展開のほうも、イントロ部分を大サビに持ってくるなど今作で一番壮大な構成になってる。
次の作品も聴いてみたいと思わせる素晴らしいアレンジだと思いました。
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Author:borozo

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