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[感想] 東方恋夜月 / 音楽小匣

東方恋夜月
(2011/10)
音楽小匣

公式サイト

東方を象徴する言葉って何だろう、と考えた時、真っ先に思いつくのが「恋」という字。
恋色マスタースパーク、桜花ノ恋塚、神々が恋した幻想郷・・・東方における恋の文字は、
通俗的なものとは少し離れた印象を感じさせます。届かぬものに思いをはせる、
憧憬のような儚い想い。今作のタイトルは恋夜月。夜の月に恋をする。
月もまた、東方を象徴する言葉のひとつです。吸血鬼が見る紅い月。
蓬莱人が見る故郷の月。同じ月でありながら、そこに抱かれる想いは様々です。
それを総括して「恋」と名付けるならば、ああなんと素敵なタイトルでしょう。

恋という複雑怪奇な感情をそのまま表すように、曲調はひとつのジャンルにまとまらず、
さまざまな音色が現れては消えていく。その中でも、星のきらめきのように散りばめられ、
月の光のように淡いピアノの音色は特に印象的です。全体として見ればヒーリング、
という形式に収まるかもしれないけど、1つ1つの曲が描く感情はそれぞれ別個。
それぞれの「恋夜月」がある。私にとっての恋夜月は8曲目「心にも」でした。
冒頭の笛の音に始まり、ピアノ、ベース、和楽器、パーカッション、チップチューンが
重層的に絡み合い、原曲が持つスケール感を優しく、淡く包み込む。
月をぼうっと見上げながら、月に浮かべた千年の歴史を振り返る。
これはまさに私が恋した千年幻想郷。こんなアレンジをずっと聴いてみたかったんです。

ここには幾通りもの恋夜月があり、それらは音楽を通して聴き手と共鳴する。
皆さんにとっての恋夜月もまた、この作品のなかにあるのかもしれません。
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