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[同人音楽感想] 罪鎖る衆愚の黒業は済度儚き輪転の咎 / 狂奏楽団

罪鎖る衆愚の黒業は済度儚き輪転の咎
(2010/12)
狂奏楽団

公式サイト

◆分類
ヴィジュアル系ゴシックロック
プログレ

狂奏楽団のミニアルバム。
この人たちは本当に愛すべきアホだなあと思いました。
前作でもわりと好き放題やってた彼らですが、今作はもう完全にマイロードを突っ走ってる。
もう眺めてるだけで胸やけがしてくるタイトルとか曲名とか歌詞とか、
もはや中二病そのものだと思うんですけど、ここまでやり切られるとむしろ清々しい。
それどころか文学的香気すら漂ってきてる気がするのは私の気のせいでしょうか。
なんせ「プログレッシブ哲学」ですからね。哲学ですら分からんのに
それがプログレ化したものが私ごとき凡人に理解できるはずもないのです。

とはいえ、曲のほうはプログレ化によって格段にパワーアップしています。
狂奏楽団の魅力は複数ボーカルによるドラマティックな曲展開と、
アニソンや歌謡曲にも負けないキャッチーなメロディだと思うんですが、
複雑化の中にもそれらの要素がきっちり残されているのが素晴らしいところ。
2,3曲目のサビ前のオブリの入れ方なんかはほんとすごいと思います。
「なんかゴチャゴチャしてるけどこっからサビ入るぞー!さあ聴けー!」
って言われてるような感じ。おっしゃー聴くぞーって身構えさせといて、
期待通りのめちゃキャッチーなサビメロが飛んでくるもんだから、
カタルシスが半端ない。彼ら本来の魅力を何倍にも高めてる良いプログレ化だ。

そんなかんじで、色々と尖りまくってる作風で人を選びまくるとは思います。
ただ、作り自体は実は丁寧だし、告発者/断罪者/観測者の3要素を軸にした
コンセプトアルバムとしても案外きれいにまとまっていたりするので、
個人的にはかなり気に入ってる作品です。
彼らの最大の魅力って、メロディとかドラマ性といった表面的なことじゃなくて、
コレと決めたらとことんまで走り抜ける、真っすぐなスタンスにあるのかもしれません。
少なくとも、非常に同人音楽らしい作品ではあると思います。

◆曲の感想
02-惨澹と抉る告発者は冷酷な証人と
これは狂奏楽団の代表曲となり得るんじゃないでしょうか。
複雑怪奇な展開をしつつも、例のストリングスオブリに続いて放り込まれる
サビメロは恐ろしくキャッチーであり、
まるでパチスロのフィーバータイムのごとき謎の熱狂感に包まれる。
曲展開もお約束の転調とかも含めてドラマティックで素晴らしいです。
それにしてもこのメロディの懐かしさは何だろう、90年代のアニソンっぽいのかな。

03-愁歎の禍殃逓す断罪者
これも前曲に負けず劣らず素晴らしい曲です。
横に広がるように展開する前曲に対し、こちらは疾走感をもって一直線に突き進む感じ。
男性スクリームボイスもかっこよく決まってるし、歌メロもサビに向けて
どんどんキャッチーになっていく。そしてサビ前の例のオブリが鳴り響き、
畳みかけるようにサビへ。このメロディがまた良いんだ。
前曲と対比するように描かれてる感があり、コンセプト作品を意識させてくれるのも好み。

04-観測者塞くわだつみ抱え
バラードだけど10分を越えており、不協和音にまみれたソロパートやら
女性ボーカルのオペラティックな歌唱やら色々とカオティックな曲。
そんな中でもメロディはやはり美しい。このメロディがある限り
私は何があっても狂奏楽団を追い続けるでしょう。それくらい好きなんです。
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