同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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[C82] 凋叶棕のこと

このブログを御覧の物好きの皆様にとっては別に意外でも何でもないでしょうが、
凋叶棕の新譜が非常に楽しみです。昨日書いた少女病と双璧です。
『遙』のことであんなアホみたいに長く意味不明な記事を書いたことからも
分かるとおり私はこのサークルに心酔してるし、何より信頼しています。
だからまあ、新譜も必ずやすごいもん作ってくるだろうと信じてるわけですが、
それにしても、いやはや、彼らは期待を裏切りませんねえ。
『騙』・・・よりによって「嘘」がテーマですってよ。

物語性のある音楽作品で「嘘」が重要なファクターを占める作品というと、
真っ先に思い浮かぶのがサンホラのRomanです。アレはえげつない作品でしたね。
朝と夜の物語で語られる、「嘘を吐いているのは誰?」というイヴェールさんの
ありがたい一言が当時の考察勢を阿鼻叫喚の無間地獄に突き落としました。
嘘が混じるとね、答えが出せないんですよ。前提条件を変えれば無限に物語が
作れてしまうからね。「嘘」というテーマはとにかく物語の自由度を爆発的に高める
効力がある。だからこそ、際限なく拡散を続け風呂敷が畳めなくなる恐れもある。
『Roman』ではこの難しいテーマを、「聴き手にパスワードを入力させる」という
半ば反則技なメタい手法を使って見事に収束させています。
つまりは、「嘘のメッセージ(パスワード)を入力して物語をループさせる」か、
「真実のメッセージを入力して物語を終わらせる」か、その最終決定権を
聴き手に委ねてしまうわけですね。
作品は拡げたままの風呂敷をそのまま提供しているだけ。
あなたが畳みたければ畳めばいい、と。

で、なんでいきなりRomanの話を始めたかというと、どうも現状出ている情報で
無根拠な妄想を広げていくと、『騙』もそれに近い構造を持っているんじゃないかなーと
思えてきたからなんですよ。今回は特設ページも凝っていて、偽のトラックリストが
書かれたページと実際のトラックリストが書かれたページの二種類が用意されています。
で、それぞれのページのジャケ絵にカーソルを合わせるとこんな文章が出てきます。

「はじまりは、嘘をつかれた二人」
「おしまいは、嘘をついた一人と口を噤むもう一人」

これをトラックリストに照らし合わせると、
「はじまり」はトラック1「真実の詩」(原曲は童祭とEndless
「おしまい」はトラック15「嘘のすゝめ」(原曲は少女綺想曲と空飛ぶ巫女の不思議な毎日)

また、両ページに描かれたジャケおよびトラック15の原曲から、
「嘘をつかれた二人」は霊夢と魔理沙
「嘘をついた一人」は霊夢、「口を噤むもう一人」は魔理沙

こんな感じに当てはめられると思うんですよね。
・・・なーんかこれ、怪しくないですか?「Endless」なんて超マニアックな原曲があるし、
露骨なまでにループネタくさいんですよね。仮にループだとすると、15曲目から1曲目に
飛ぶわけで、それはつまり聴き手が「嘘をついた一人(霊夢)」に誑かされて
「真実の詩」に辿り着く・・・2週目は聴き手が「嘘をつかれた二人」のうちの一人に
飲み込まれる構造になってくるんじゃねーかなー、と。さすがに妄想が過ぎますかねえ?

まあそこまで考えるのは行き過ぎてとしても、ジャケに魔理沙が出ているのに
魔理沙関連の原曲が無い、というのは念頭に置いといて損は無いと思います。
何故彼女の曲がないのか?それは彼女が「口を噤むもう一人」だからじゃないか、と。
これくらいならあながち妄想と断じられないでしょう?
私が思うにこの作品の主題は「口を噤んだ魔理沙の主張を探すこと」です。

嘘によせて、嘘を騙る。騙されても気にしないあなたのために!

恐らく素直に聴けば霊夢さんに騙されてループします。たぶん「イイハナシダナー」って感じで。
それはそれでいいのだと思います。「騙されても気にしないあなたのために!」ですからね。
『Roman』に通じると思ったのはこのあたりなんですよね。作中人物の嘘(嘘のすゝめ)に
従って甘美なループに浸り続けるか、口を噤んだ魔理沙の主張を暴いて物語を
終わらせるか。どうもこれも「あなたが畳みたければ畳めばいい」タイプの作品の
ような気がしてならないのです。そして言うまでもなく考察厨の私はこうした作品が
大好物です。もちろんここに書いたことは断片的な情報から組み立てた無根拠な妄想
(あるいは願望)に過ぎず、実際はぜーんぜん違う作品なのかもしれません。
つーかその可能性のほうがたぶん高いよね。でもまあ別にそれでも構わんのです。
だってねえ、事前情報だけでここまで妄想させてくれるんだぜ?
はっきり言って買う前のこの時点で既に値段分楽しんだと言っていい。
このあと本編が控えているなんて、彼らは私をどれだけ楽しませてくれるというのか。
きっと他の考察勢も今頃舌なめずりをして妄想を膨らませていることでしょう。

『Roman』は私が今まで触れた創作物の中でも三本の指に入る作品でした。
同じく「嘘」が重要なテーマとなる今作、果たしてどれほどの作品に仕上がっているか、
今から本当に本当に楽しみでなりません。また『遙』みたいな考察記事を書けたらいいね!
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2014/08/03(日) 18:33 | | #[ 編集]
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