同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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2013年 同人音楽総括 その2 (5月~7月)

 1週間後に続きを書くといっておきながら平然と2週間かけるこの有様!モチベーションの低下はやはり深刻ですが、でも仕方ないんです。この前アリスブックスで買った『Indigo』って同人ノベルゲームがすんげー面白くて。一気に最後まで読んで1週間まるごと潰れちゃった。これだけガッツリ群像劇が描かれてるお話はそうそうお目にかかれないし、あちこちに衒学的なアレコレが仕込まれてるし、何より文章のリズムが好きなんですよねえ。このIndigo、2010年発売なんですがなんと今回の冬コミで無料配布するとのこと。30時間以上遊べる大ボリュームの作品なので冬コミ行く人はもらっといたほうがいいぞ!絶対損はしない!


31日西地区"の"01a 半端マニアソフト  同人音楽のシマにも近いから行きやすいよね!
半端マニアソフト『Indigo』


 そもそも今更になって何故3年前の同人ゲームをやってるかといえば、ちょうど今年の7月あたりに同じライターが書いてる『はるまで、くるる。』をやったからなんですよねー。この時期はノベルゲームばっかりやってて正直あんまり音楽を聴いてなかった気がします。Magical Charming!とか月あかりランチとかNOeSISとかSWANSONGとか素晴らしき日々とか、新旧問わず面白いゲームばかりでどれも印象深いんですが、はて音楽となると何を聴いていたんだっけ・・・?と考えてしまう。それでもまあよく思い出せば結構気に入ってるものはあったので、今回もバーッと書いていきますよー。メインは春M3と例大祭の作品ですね。春M3は会場に行っています。例大祭は1回も行ったことないのでいつか行きたいと思っているんですが、M3と時期が近いとなかなかどうも、ねえ?



 それじゃーまずは春M3の作品から。

tokimeki.jpg kotyou.png elements.jpg

 ななひらさんのときめき☆アンサンブル(左)は、おなじみのななひら枠だけど、その中でも印象深い部類。3曲目の「とっておきの魔法」が真っ直ぐで純粋で元気な青春ポップソングで、一時期は通勤時にヘビロテしまくってこの曲を糧にお仕事を乗り切っていたくらい大好きだ。歌詞がいいんだよな~。ななひらさんってたまにしか作詞はやらないけど、実はめっちゃセンスあると思うんだよね。やっぱり本人だけあって、あの声の生かし方を誰よりも知ってる。これ聴いた後から元ネタのゲームも始めたけど、しばらくの間はひまりちゃんの台詞がななひらボイスでいちいち脳内再生されて大変だった。「あんさんぶるガールズ!」がアニメ化した暁には、いっそのことCVななひらを大々的に起用してお茶の間を凍りつかせて欲しいね!

 i.i.c Realizationのan evanescent life(中)は、春M3の中では一番よく聴いた作品だった。創作活動と「胡蝶の夢」を絡めたアルバムコンセプトも面白いものがあるけど、単純に曲がどれも良かったな。アコースティックとデジタルが違和感なく融合してる。「Artificial Rose」って曲があるとおり、全編にわたり硝子の花のような繊細さと儚さが漂ってる。何よりメロディがどれもすんごい綺麗だ。特に気に入ってるのは「Reachable」のピアノ間奏のところ。跳ねるようなピアノの音が心の琴線をチクチク突いてきて、胸が痛くなるような儚いメロディだ。それから7曲目の「Twilight -Against Wind Mix-」。エレクトロニカっぽくまとめてきてると思いきや、いきなりエレキギターが唸り始めるこの曲はインパクトあったなあ。驚きがある作品は大好きだ。

 PurpleCapeのELEMENTS(右)はアニソン系のポップロック。あまり同意を得られないのだけど、自分はここのボーカルがめちゃくちゃ好きだ。そりゃあんまり上手くは無いと思うけどさ、一生懸命声張り上げてハイトーンとビブラートかけてる歌い方にぐっと来るんだよね。こういう歌い方でしか出せない儚さってのがあると思う。そしてこういうボーカルは同人音楽じゃないとなかなかお目にかかれない。これだから同人音楽はやめられねーんだよなー。しかもメロディが抜群に良いんだよ。このサークル、試聴するのさえこの時が初めてだったけど、このボーカルとメロディでズキューンと来てもう即堕ちですよ。スペースで「全部ください」やっちゃいましたよ、ええ。



 春M3からもういっちょ

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 おんがくのじかんっ!のあたらしすぎるおんがく1(左)は、最近増殖中の幼女系シンガーを15人ほどかき集めて作られた業深きアルバム。M3のスペースでも異様な雰囲気を放っていた。購入したら5,6人の女性がアニメ声で「ありがとうございまーす!!」って一斉に言ってきてマジこわかった!でも作品は良かった!童謡を幼女仕様にした替え歌で、人数の多さを生かした輪唱なんかもあってなかなか面白い。特に「おとうさんといっしょ!」は、毎週のニチアサを生きがいにしている紳士のみなさんには是非聴いてもらいたい。死にたくなるゾ!

 EuchaetaのButterfly Effect(中)は、『展翅』の補完的な位置付けのミニアルバム。相変わらずの気持ち悪い展開と美しいメロディ、「ほのめかし」に満ちたコンセプトで私の溜飲を下げてくれる。「The Aquaregia lovers」みたいなロックチューンは彼の音楽では初の試みじゃないかと思うんだけど、これまた素晴らしい出来なんだよなあ。あのくっそドラマチックなギターソロ!この人のアルバムには必ずこういう「作中で一番盛り上がるポイント」が露骨に設置されてるから信頼できるんだ。

 Pipo worldのアルカナと魔女(右)は、なんとボイスドラマ。昨年秋あたりからボイドラも少しずつ聴くようになって、初めて出会った大当たり作品がこれだ。なんといってもゼシルシアちゃんが可愛い!それも父性を刺激するタイプの可愛さだ。主人公アルカナとの掛け合いがとにかく微笑ましくて、この2人の平和な日常を3時間くらい収録したファンディスクが欲しくなる。まあ本編では平和な日常はそんなに長く続かず、後半は国家の陰謀云々みたいな話になっていくんだが、それはそれで熱い展開もあって面白かった。最後も大団円で綺麗に締められ、前後編3時間飽きずに聴くことができた。ボイドラにも良いものはあるんだなあ。



 次は例大祭の作品!

monosugoi.jpg itazura.jpg neonkero.jpg

 Halozyの物凄いベスト(左)は、ついに出てしまった禁断のベスト盤だ。冗談抜きに物凄いシリーズは物凄い。この手の躁系電波ソングではこのシリーズが間違いなく一番狂ってると思う。イカれた歌詞と早口台詞と無駄にカッコイイアレンジで電波女王ななひらにいざ勝負!って感じのHalozyのガチっぷりが物凄い。普段オシャレなクラブサウンド作ってるくせに、この時ばかりはノリノリでギターソロ唸らせたりブラストビートみたいなの入れてきやがるからね。そしてそれに全力で応えるななひらさんのポテンシャルが物凄い。バーニングとコロシアムの小芝居なんかはボイドラ出身のななひらさんだからこそできることだよなー。特にコロシアムの、放火魔として霊夢に葬られたはずの魔理沙が復活してリングに立つシーンの謎の興奮について熱く語りたいけど余白が足りないので三倍アイスクリィィィィィム!!

 凋叶棕の(中)は、順当にコンセプトを深めてきたな、って作品だった。自由がテーマという本作だけど、タイトルの「徒」とは無駄なもの・無意味なものを指す。作中では、届かぬモノに手を伸ばし続け、やがて溺れていく者たちが描かれている。分かりやすいのが「二色蝶」と「一夜之夢」だよね。彼らの行為は「無駄なあがき」に他ならない。だけどそれって本当に無駄なものなの?というのが、本作の・・・というより、凋叶棕がずっと描き続けているテーマだと思う。「ロストドリーム・ジェネレーションズ」は、凋叶棕のボーカル曲の中でおそらく唯一、キャラクターが出てこない楽曲だ。だからこそ、凋叶棕の根底にもっとも近づいて覗くことができる。音楽面ではわりかし地味な作風に落ち着いてるけど、コンセプト面から凋叶棕を読み解こうとするなら絶対に欠かせない作品だ。

 KrasterⅡのNe;on×KEROchan(右)は、今年最大の衝撃作だった!Krasterという太陽のような作品を作り続けてきた大手サークルが、今になってまさかこんな陰気な作品を生み出すとはまったく思わなかったからだ。それも今までの「陽」の自己イメージを利用しつつ、「陰」の部分を浮き彫りにするような超テクニカルな仕上がりで、歌詞を読めば読むほど解釈が頭の中にポンポン浮かんでくる。詳細は個別記事に書いたから省くけど、間違いなく彼らは化けた!覚醒した!今後もゼッタイ面白い作品を生み出し続けてくれると思う。数年前のKrasterのイメージしか持ってない人は騙されたと思って聴いてみてほしい。そしてあなたたちもテッテッテテーの中毒になるがいい!




今回はここまで!続きはまた1週間後・・・と言いたいところだけど分かりません。とりあえずこれから数日は「その花びらにくちづけを」の新作をやるので忙しいんです。だから年跨ぐかもしれないけど、まあ後1回なのでなんとか最後までがんばります。
コメント
No title
以前の遥考察の時みたいにborozoさんの凋叶棕の騙考察も見てみたいです。
2014/01/15(水) 13:26 | URL | #-[ 編集]
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