同人音楽の感想みたいなレビューみたいなものを書いてます

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【感想】 天巡メルクマール / 少女病

天巡メルクマール
(2016/07)
少女病

公式サイト


はい、みんな大好きガールズディズィーズさんですね。つい先日に発売した新作シングルです。

第4の魔女の物語……とのことなんですが、「え、もう??」というのが
新譜情報見たときの率直な感想でしたね。第3の魔女のときはさんざん待たされましたし、
こんなに早く新譜が出るとはまったく思ってなかったので。
嬉しいといえば嬉しいのですが、ストーリーの補完をノベライズ任せにしていたり、
公式サイトの書きっぷりがさっさと話畳んじゃおう感満載だったりと、
正直これはあまり期待しない方がいいのかなと発売前は警戒してました。

ただまあ、やっぱり音楽というやつは実際に聴いてみないと分からないものですね。
今作、かなり良い出来です。歴代作品のなかでも上位に来るんじゃないかな。
特に、少女病を知らない人に入門用として勧めるなら最高の作品だと思います。
短い中に少女病のエッセンスがまとまってるし、話も綺麗に完結しているし。
過去作の予備知識がほとんど必要無いのも大きいですね。
「少女病って気になってるけど沢山あってどれから聴けばいいの~?」って人がいたら、
私は絶対に今作を勧めます。今までなら『残響レギオン』を勧めましたけどね。
レギオンは終盤が気持ちいいけど中だるみするし、特に説明なくルクセイン君が出てくるので。
取っつきやすさなら圧倒的にこちらが上でしょう。

では、具体的にどういった点が優れているか。1曲ずつ見ていきましょう。


01 黒紫のオーンブレ

少女病の1曲目らしい、ストリングス・クワイアを交えた重厚編成の疾走シンフォニックロックチューン。
これね、私は今までで最高の1曲目だと思うんですよ。
少女病の1曲目って派手だけど、物語の概要説明みたいな内容が多いせいか
どこかインパクトに欠ける曲ばかりだったんですが、ついにやってくれましたね。

ブックレットに、黒紫の影が被っていて歌詞が読めない部分があるんですけど、
開始1分、この部分に差し掛かったところで静かだった曲調が突然変わり、
激しいバンドサウンドとMitsukiさんのパワフルな早口歌唱が雪崩れ込んでくる。
この演出が最高なんですよね!まさに「第4の魔女ここにあり」って感じで。
この曲は詞・曲ともに凋叶棕のRDさんが手がけてるわけですが、実に彼らしいやり方です。
数作前からRDさんが一部の歌詞も担当するようになり、なにぶん癖が強いので
少女病ファンからは賛否両論のようですが、こういう詞・曲・デザインが一体となった
表現ができるようになったのは大きいですね。

それ以外の部分についても所々に緩急・静動・拍子の変化などを交えつつ
サビはかっこよく疾走し、申し分のない出来映えです。
3分10秒あたりの弦パートの不穏な調べとか実に少女病って感じだし、
クワイアがところどころで「リフリディア!」って言ってるのも魔女賛歌って感じで良い。
あと、今作は時系列が2→3→1曲目となっているので、3曲目を聴くと1曲目に戻りたくなって
そのままついつい何周もリピートしちゃうんですよね。

今までモヤモヤを感じていた1曲目の印象を一気に吹き飛ばしてくれた
まさにキラーチューンと呼んで差し支えない楽曲です。
個人的には「終幕症候群」「Rusty red」に匹敵するかそれ以上の会心の一曲でした。


02 双生プロヴィデンス

まーた双子か!!と言いたくなること請け合いの一曲。
少女病の中の人双子好きすぎでしょと思うけどまあ双子が嫌いなオタクはいないから……。
この曲はバラードとしてもお話としてもよくある感じのやつなので、あんまり言うことないですね。
1と3が疾走曲なので箸休めとしての役割が大きいと思います。バランスという点では必要不可欠。
メロディはなかなか良いし、声優さんも好みの声質なので聴き疲れしないのが魅力。


03 天巡:終わりにしてその始まり

まーた終わりの始まりか!!と言いた(略
疾走曲でも1曲目とはタイプが異なるのが良いですね。バンドサウンド中心のシンプル編成で、
かっこよさや仰々しさよりも、悲壮な決意や祈りを表に出したエモい楽曲に仕上がっています。
サビメロが非常にキャッチーで歌詞も覚えやすく、脳内リピートが捗る捗る。
「天よ聴け」って歌詞が繰り返されるのがポイントですが、私大好物なんですよね~、
天とか、世界とか、神様とかに向けて恨み節ぶつけるの。
こういうどうしようもない無念をバンバン生産してくれるから少女病って大好きよ。

作曲はピクセルビーさんで、私はRDさんの曲のほうが好みなことが多いんですが、
こういうエモい曲ならやっぱりピクセルビーさんだなー。
これはこれで少女病らしい……少女病でしか聴けない曲じゃないかなと思いますね。


***

なんかこうやって書いてみると1曲目が飛び抜けてる感じになっちゃいましたが、
実際には3曲セットで聴いてナンボって印象です。少女病の作品ってあんまり通しで聴かないから、
シングルとはいえこういう聴き方ができるのは嬉しいことですね。
あとはアルバムでこういう作品が出ればなあ……今後に期待してもいいんでしょうか。

今後といえば、今回のストーリーは今後の展開にも深く関わるとかなんとか書いてましたね。
あんまり少女病のストーリーって覚えてないんですけど、『天巡メルクマール』ってタイトル自体が
重要な伏線っぽい感じはしますね。「天巡」がなにを指すかは色々考えられそうですが、
「セクサリスが目覚めて新たな世界が再生されること」だとすれば、
そのメルクマール(=指標・目印)となる今作は、セクサリス・サーガなる少女病物語の結末に
モロに関わってきそうな気がしますよね。
特にリフリディアは「生きて、生き続ける。――いつまでも。世界が終焉するその時まで」と
決意していますから、彼女の貪欲な生き様が世界の在り方に何か影響を与えるのかもしれません。

まあ、ノベライズもあるみたいだし、次作はいつ出るか全然予想もつかないので、
今後も少女病はのんびり追いかけていこうと思います。
ともかく、少なくとも今作は素晴らしい作品でした。
繰り返しになりますが、少女病の入口に迷ってるなら今作から入ることを強くおすすめします。
コメント
はじめまして
今回は購入を迷っていたんですが、買う価値ありそうですね。聴いてみようと思います。

私はまだ歌詞しかしらないんですが、今回の魔女はシス同様そんな悪いやつじゃなさそうだなって思いました。
私も物語たたみ始めたのが気になったんですよねw
第五の魔女は既に登場してるとか言ってるしwシルエット的にセクサリスがなんらかの形で魔女として現れるのかなとおもってますが、
天巡の意味、気になってたんで、考察も参考になりました。
少女病関連のブログ書いてくださる方あまりいらっしゃらないので助かります、ありがとうございます
2016/07/11(月) 01:28 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
こんにちは。
今回は話は無難でしたが曲は良かったです。
リフリディアさん、生き続けるって言ってるだけで人畜無害に見えるんですがどうなんでしょう。

第五の魔女はセクサリス説、アナスタシア説なんかは見かけました。
私はルクセインだったら面白いなーと思ってますが流石に無いでしょうねー。
少女病についてはそのうちメリディエの感想とちょっとした考察を書こうと思うので、
気が向いたらまた見に来てくれると嬉しいです。
2016/07/11(月) 19:50 | URL | borozo #-[ 編集]
こんばんは
お返事ありがとうございます。
ルクスが魔女!それは新しい!
男の娘魔女と言うのもなかなか美味しいですね!
声優がセクサリスと同じく沢城さんというのも、なにか関係がありそうに感じますが、実際どうなのでしょうね。
考察楽しみにしてます。
2016/07/11(月) 20:23 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
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